文学フリマ東京28

 明日(2019/05/06)文学フリマ東京に出店します。
   https://bunfree.net/event/tokyo28/#20190506
 いつもはクトゥルー神話小説が専門の私ですが、今回は映画評論です。
 脚本家・映画監督の大和屋竺についての研究本『暗殺のポルノ』というのを出します。
 内容は――
〈復讐の悪夢空間
 大和屋の監督としての代表作『裏切りの季節』『荒野のダッチワイフ』『毛の生えた拳銃』についての論考。
 エドカー・アラン・ポーやアンブローズ・ビアスの小説との関わりや、三作に共通の構造など。
〈帰ってきた男〉
 『殺しの烙印』について。
 同時期の『拳銃は俺のパスポート』との比較、また、リチャード・スタークの小説『悪党パーカー/人狩り』経由でリンクした『殺しの分け前ポイント・ブランク』との比較から『殺しの烙印』の特徴を明らかにする試み。
〈荒野のメタルスーツ〉
 『荒野のダッチワイフ』の影響を受けた押井守監督作『紅い眼鏡』について。
 そして『荒野のダッチワイフ』は《ループもの》なのかについて。
 と、いった感じになっています。他に、BGM用楽曲リストや、関連した殺し屋映画の紹介もあります。

 ブースは【エ-29】、サークル名「地下石版」です。
 前回出しましたクトゥルー神話作品集『真夜中のアウトサイダー/ガロス=レー』も置いてます。

 価格は――
 『暗殺のポルノ』500円
 『真夜中のアウトサイダー/ガロス=レー』800円
 となっています。
 よろしくお願いします。